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建通新聞社
2022/07/29

【大阪】万博内「未来の都市エリア」基本設計プロポ

 2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博会場西側グリーンワールド内のフューチャーライフ万博「未来の都市」エリアの基本計画・基本設計の公募型プロポーザルを公告した。提案書は8月4〜12日に受け付け、審査を行い、同月下旬に最優秀提案者を選定する。委託上限額は8720万円(税込み)。
 未来の都市エリアは、建築、土木、通信、物流、エネルギー、交通などの先進技術によって融合されたリアル会場とバーチャル空間のデジタルツイン体験ができる。協会と出展企業が連携して作成する実施計画に基づき、展示施設や連絡道路などの整備、展示、運営を出展企業が実施することを想定。想定する事業規模はフューチャーライフパーク内の約1万平方b。
 基本計画の策定では、施設利用計画の検討やコンセプトの具体化、施設計画、運営管理計画などをまとめる。基本設計では、シンボル性の高い展示施設のデザインや設計・仕様、コスト、スケジュールなどを検討する。
 展示施設の基本設計では、建築意匠、建築構造、電気設備、機械設備、昇降機設備の設計の他、環境負荷低減に対する考え方、概算算出(建築費用、運営費用、撤去費用など)を検討する。
 主な建築条件では、敷地面積がセンターハウスエリア1958平方b、ベストプラクティス展示エリアなど4626平方bの計6585平方b。建ぺい率は70%、高さは12b以下とする。建設工期は24年4〜12月を想定する。
 展示施設は延べ床面積4500平方bまたは3000平方bの2パターンの提案を求める。
 基本計画・基本設計の履行期間は23年2月28日まで。
 フューチャーライフパークの施設配置計画では▽屋外環境▽環境演出(街路樹、水景、照明など)▽住宅、商業施設▽展示施設▽展示空間(歩道、道路、広場など)▽連絡道路(船着き場〜会場)▽未来の都市に実装する先進技術、システム、サービス―を検討。
 先端技術ではIoTスマートセンサーやオンデマンドバス、スマート街路灯、植物工場、HEMS・BEMSなどを想定している。