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日刊建設タイムズ社
2022/08/04

【千葉】東和田にスマートIC/新市道と東関東道を直結/空港の機能強化見据え/成田市

 成田市は、(仮称)東和田南部土地区画整理事業および(仮称)吉倉・久米野土地区画整理事業の骨格として位置付けられている市道東町吉倉線と東関東自動車道を直結する、新たなスマートインターチェンジ(IC)の設置を検討している。2022年度から24年度までを期間とする「NARITAみらいプラン第7次実施計画」では、スマートICを活用し、成田国際空港のさらなる機能強化を見据えた医療産業集積、工業・物流の拠点形成を目指すとしている。スマートICの事業認可および準備段階調査の主体となる国土交通省と協議を行い、事業スケジュールなどを検討していく。
 スマートICは、市道東町吉倉線と、両土地区画整理事業用地の間を通る東関東自動車道が交差する東和田ほかに設置する方針。東洋技研コンサルタントが、18年度に「吉倉地区周辺まちづくり幹線道路網基礎調査委託」で広域・高規格道路アクセスの検討、20年度に「吉倉地区周辺幹線道路等概略設計委託」でスマートICの予備設計を実施した。
 市道東町吉倉線は、両土地区画整理事業用地を横断し、主要地方道成田小見川鹿島港線と国道51号を結ぶ計画。28年度の供用開始を目指し、23年度に用地交渉と工事に着手する。21年度に測量調査と実施設計を国際開発コンサルタンツが手掛けた。
 7月29日には、予備修正設計業務委託の事後審査型制限付き一般競争入札を開札。東洋技研コンサルタントが予定価格1094万5000円に対し、984万5000円で落札した。履行期間は、23年3月31日まで。平面・縦断線形の見直し、設計図の修正、概算事業費の見直し、京成電鉄交差部を含む2橋の橋梁形式の検討、国交省、NEXCO東日本、京成電鉄、成田国際空港といった関係機関との協議資料作成、橋梁概略設計やスマートIC予備修正設計を実施するための約8・3haの測量などを実施する。
 (仮称)東和田南部土地区画整理事業は、21年8月に県が策定した「成田都市計画 都市計画区域の整備、開発および保全の方針」において、地区計画等の活用による物流・産業機能の計画的な誘導に努めるとされている。6月には、戸田建設が事業協力者として選定された。
 (仮称)吉倉・久米野土地区画整理事業は、スマートICや吉倉地先において構想されている(仮称)吉倉駅を核とする計画で、公共施設の整備・改善および住環境の整備を推進する。18年度に吉倉地区周辺まちづくり基本調査、20年度に概略設計を、昭和が担当した。k_times_comをフォローしましょう
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