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北陸工業新聞社
2022/08/18

【石川】対話型市場調査を実施/中能登町パークPFIなど/22日まで参加受付

 中能登町は、町内4公園での公募設置管理制度(パークPFI)や、カルチャーセンター飛翔におけるPFI(民間資金活用による社会資本整備)RO(改修・管理)、道路・公園包括管理について、官民連携事業の可能性に関するマーケットサウンディング調査(対話型市場調査)を実施する。参加申し込みは22日まで受け付ける。
 現地見学会は29日に開催する。提案書の提出期限は9月16日で、個別対話は同20〜30日に実施する。新たな地域のにぎわい拠点の創出へ向け、対象施設の整備イメージや市場性、整備手法、官民連携の実現条件、周辺施設との連携などについて、意見や提案を募る。
 パークPFI制度は、古墳公園とりや(川田、面積約4・2ヘクタール)、アッピー広場(能登部下、同4・0ヘクタール)、運動公園(東馬場、同約3・9ヘクタール)、レクトピアパーク(井田、同約1・9ヘクタール)の4カ所での導入を検討。公募で選定された民間事業者が公園内に飲食店や売店などの施設を設置し、公園と一体的に運営を担うことで、利便性向上や新たなにぎわい創出が期待できる。
 このうち、レクトピアパークは公園外周部に診療所集積地となる宅地を開発・分譲し、2024年9月ごろの診療開始を目指している。
 アッピー広場に隣接するカルチャーセンター飛翔(RC造2階建て延べ約3700平方メートル)はPFIのROを活用し、子育て支援・屋内公園機能を備えた施設への用途転換を計画している。大型遊具や親子連れらが楽しく過ごせるスペースの配置などを想定する。
 町道全長400キロと公園17カ所を対象に行う道路・公園包括維持管理では、巡回や清掃、補修・修繕、消雪ノズル点検などの業務委託を想定。道路パトロールについては今年度、ごみ収集車にAI(人工知能)システムを設置し、経費削減効果を検証している。
 維持管理・運営期間は全て最長15年を予定している。
 今後の事業スケジュールは、来年10月に特定事業の認定、公募要領の公表を予定。24年5月に優先交渉権者を選定し、同年8月からの事業開始を目指す。
 個別対話に関する問い合わせは町土木建設課官民連携事業担当(TEL0767―72―3921/メールdobokukensetsu@town.nakanoto.ishikawa.jp)。

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