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建通新聞社(中部)
2022/08/18

【三重】県がカフェテリア方式を導入 総合評価方式の社会貢献度に

 三重県県土整備部は、総合評価方式(建設工事)の社会貢献度の評価項目に学生向けの評価2項目を追加し、新たにカフェテリア方式を導入する。10月1日以降の公告案件から適用する。さらに2023年6月から不当要求防止責任者講習の受講実績を追加する。
 10月から追加するのは、一つ目が学校や学生に対して職場体験、インターンシップの情報を発信し、建設企業への若手入職者の確保につなげる取り組み「三重県職場体験・インターンシップ受入事業所の案内」のWebページに登録している企業を評価する。二つ目が建設業に興味や関心を持ってもらえるように行う現場見学会をはじめ、出前講座、実習事業などの開催実績を対象とした。
 今回、2項目を追加したことにより、社会貢献度の評価項目がこれまでの5項目から7項目に増えたことから、カフェテリア方式を導入し、入札参加者が最大5項目を選択できるようにした。現在の5項目は@次世代育成支援活動実績A男女共同参画活動実績B障がい者雇用実績C環境マネジメントシステムの認証D人権に関する取組実績。配点は5項目で10点、4項目で9点、3項目で8点、2項目で7点、1項目で5点、実績なしでゼロ点。Webページへの登録に関する問い合わせ先は教育委員会事務局高校教育課キャリア教育班。
 23年6月からは、公共工事から反社会的勢力の排除や不当要求を防止していくため、警察本部刑事部組織犯罪対策課暴力団対策係が行っている不当要求防止責任者講習の受講実績を追加する。これにより8項目から最大5項目を選択できるようになるが、評価基準の詳細は23年度に発表するようだ。

提供:建通新聞社