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建設新聞社
2022/08/22

【東北・福島】建築は76億で安藤ハザマ/JAEA大熊分析・研究施設の第2棟

 日本原子力研究開発機構(JAEA)は、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉促進のため福島県大熊町に整備する「福島放射性物質分析・研究施設第2棟」の新築工事3件について、建築は76億円で安藤ハザマ、電気は43億7500万円でクリハラント、機械は3億8000万円で研空社に決定した。
 3件とも7月5日に一般競争・総合評価落札方式(技術提案評価型・施工体制確認型併用)・見積活用方式で開札し、今月19日に落札決定した。このうち建築と電気はWTO対象。建築は落札者のみが応札、電気は関電工・新生テクノスJVを含む2者、機械はアトックスを含む2社が応札した。
 この施設は、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向け、溶けた核燃料や汚染水処理などから発生する廃棄物の分析を目的に福島県大熊町夫沢北原5ほか地内に整備する。第1棟は鹿島が施工を担当している。
 今回整備する第2棟の施設内容は▽A棟=RC造(耐震壁付ラーメン構造)地下1階地上2階建て、延べ3278・05平方b▽D棟=同2階建て、延べ255・37平方b▽G棟=S造(ラーメン構造)平屋建て、延べ149・81平方b、▽B・C棟=同2階建て、延べ108・37平方b▽F棟=同平屋建て、延べ27・72平方b▽E棟=同平屋建て、延べ11・9平方b―など。工期は2026年4月30日まで。
 なお、建築実施設計は日建設計、内装設備詳細設計は東芝エネルギーシステムズと三菱重工業が担当した。

 提供:建設新聞社