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　石川県議会環境農林建設委員会は２２日開き、鈴見裕司土木部長が８月４日からの大雨による公共土木施設の被害状況（２１日現在〈調査継続中〉）を報告し、県及市町の被害件数は全２５０件、概算被害額は約５１億３７００万円に上った。
　道路の被害状況は県管理８３件、市町管理２５件の計１０８件、被害額１４億５２００万円（うち県１１億６９００万円、市町２億８３００万円）。河川は県管理１１７件、市町管理１４件の計１３１件、被害額３３億２６００万円（うち県３０億４３００万円、市町２億８３００万円）、砂防は県管理７件、被害額１億９８００万円、公園は県管理２件、市町管理２件の計４件、被害額１億６１００万円（うち県１億５８００万円、市町３００万円）となっている。
　鈴見土木部長は被害個所について、「国からの災害復旧事業の採択を受け、早急な復旧に努める」と述べた。
　また、農林水産関係の被害状況に関しては、石井克欣農林水産部長が報告。概算被害額は約５３億６４００万円で、主な内訳は農業関係が１５億３９００万円（水田法面・農道の崩壊、ため池の決壊ほか）、森林関係が３７億５５００万円（人家裏山、林道法面・路肩の崩壊ほか）、水産関係が７０００万円（水産総合センターの導水管破損等による採卵用親魚の大量死ほか）としている。