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建通新聞社四国
2022/08/23

【徳島】阿南市 新図書館の在り方で意見交換

 阿南市は有識者を交えた「第1回阿南市魅力ある都市づくり審議会」を開き、阿南駅周辺地区(富岡町)の公共空間を活用した新たな拠点づくりを話し合い、新図書館の建設案などについて議論した。市は12月に2回目の審議会を開催し、「まちづくり基本計画」の策定に着手していく。
 審議会では、市が建設予定の新図書館について「情報収集や提供の場だけではなく、人々の交流の場でもあるべき」「利用者に駅周辺を探索させるために駐車場は離れた場所に整備すべき」「他の市町村にはない、何かに特化した図書館を建設すべき」などの声が上がった。
 新図書館はA案とB案の二つを候補に市が検討作業を進めている。A案は市民会館解体跡地に図書館機能と集合住宅の複合施設(図書館部分は延べ床面積3000平方b、1階に駐車場約60台、2〜3階図書館を配置)を建設する。B案は商工業振興センター前用地に図書館機能と子育て支援施設の複合施設(延べ床面積3600平方b、1階に駐車場約56台、2階に子育て面積500平方bの支援施設と、700平方bの図書館、3〜4階に延べ床面積2400平方bの図書館を配置)を建設する想定。
 この他、新たなまちづくり全体の考え方(ビジョン)として、有識者から「外国人に向けた多言語表記の導入」「市を訪れた観光客向けの環境整備」「工業や産業といった市の強みを活かした研究施設の設置」「公共交通機関との連携による交通便の強化」などの意見が出た。
提供:建通新聞社