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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/08/23

【群馬】藤岡市保美でほ場整備 9月に一般競争へ

県西部農業事務所農村整備課は、藤岡市保美地内でほ場整備に向けた準備工として、2カ所のストックヤード整備工事や延長92mの支線排水路設置工事を9月に一括で一般競争入札を公告する。2022年度の事業費は21年度繰り越し分を含め5000万円を確保している。23年度に本工事に着手、26年度の事業完了を目指し工事を進める。
水利施設等保全高度化事業(総合整備型)で整備を進める。同地区は藤岡市の南東部に位置。神流川西部の沖積地に広がる標高約100m程度、東西にかけて20分の1程度の勾配を有する緩傾斜農地帯となっている。牛田工業団地南側に位置し、主要地方道前橋長瀞線を挟んで東西に広がる37・8ha区域で事業を行う。事業採択はすでに受けており、県営土地改良事業の法手続きも完了している。
同事業では農用地を集約し、30aを標準とした区画を整備する。また、道路や農業用用排水路を整備し農業生産性の向上を図ることを目的に実施する。総事業費は8億7100万円を見込む。
区画整理工事は田・畑合わせて29・5haで計画。内訳は田が12・7ha、畑は16・8ha。
支線道路工事は全幅5m、有効幅員4mで、6400m整備する。うち、アスファルト舗装を施す道路は延長3800m。舗装構成は◇下層路盤工=切砕40、t20p◇上層路盤工=粒度調整砕石30、t9p◇表層工=密粒度アスコン13、t4p。残る2・6qは、厚さ10pで敷砂利舗装を施す。
支線用水路工事は幅300〜500o×高さ200〜320oのベンチフリュームU字溝を3000m敷設する。支線排水路工事については、幅300o〜1000o×高さ300o〜800oの排水用U字溝を3100m敷設する計画。
22年度は藤岡市道139号線(通称・ふるさと通り)の西側と、東京特殊硝子藤岡工場(藤岡市牛田701)の西側の2カ所でストックヤード整備を行う。整備は伐採工と基盤土押土工がメイン。ふるさと通りの西側は0・44ha区域、東京特殊硝子藤岡工場の南西側については0・63ha区域を対象に整備する。
支線排水路設置工事は、最下流部の三名川と神流川の合流点付近で行う。今回は600o×600oのRDUを92m敷設する。
基本設計は藤和航測(前橋市)がまとめた。