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建通新聞社(神奈川)
2022/08/25

【神奈川】横浜市 工水東寺尾送水幹線敷設替え2工区

 横浜市水道局は工業用水道東寺尾送水幹線の更新で、施工中の1工区に続く2工区の敷設替え工事を2024年度に発注する。工期は27年度までの4カ年。到達発進立坑の築造を含め1件工事で発注する計画だ。横浜の工業を支えて経済を活性化するため、更新を急ぐ。
 東寺尾送水幹線は旭区の鶴ケ峰沈でん池〜鶴見区の東寺尾配水池の約12`区間に1960年に敷設した相模湖系統の工業用水道施設で、口径1100_の鋼弦コンクリート鋼管。
 敷設替えは八反橋交差点を分岐点に、鶴ケ峰沈でん池までの上流側約6・7`と、東寺尾配水池までの下流側約5・3`に分けて実施する。
 2024年度に発注する2工区は、1工区工事で築造した神奈川区羽沢町地内の両発進立坑(神奈川区羽沢町1176)から、白新上橋付近を経由し、旭清掃工場敷地内に築造する到達発進立坑(旭区白根2ノ8)までの約2・7`区間。市道下を基本ルートに口径1100_のダクタイル鋳鉄管をシールド工法で敷設し、既設管を廃止する。到達発進立坑は深さ約40b、内径約12b。2工区到達と3工区発進の両立坑となる。
 現在、2工区の詳細設計委託先選定で一般競争入札の手続きを進めており、8月30日に開札する。業務名は「工業用水道東寺尾送水幹線口径1100_更新工事(その2)に伴う設計業務委託(詳細設計)」。この他地質調査業務も同日入札で発注する。
 基本設計はサンコーコンサルタント(横浜市中区)が行った。

〜3工区は27年度発注へ〜

 続く3工区の敷設替えは25〜26年度に測量と地質調査、詳細設計を行い、27年度に工事を発注する。
 対象は旭清掃工場(到達発進立坑)〜鶴ケ峰沈でん池の延長約1・8`区間。シールド工法で口径1100_の鋳鉄管に更新する。工事は27〜30年度の4カ年を見込む。3工区の基本設計もサンコーコンサルタント。
 上流部の更新が完了したら、八反橋交差点から下流側を更新する。一部区間は整備済みで、東寺尾配水池までの3・7`が未整備区間。30年度以降、更新工事に着手する計画だ。
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 現在施工中の1工区の施工者は大豊・森本・土志田JV。19年10月に40億3900万円で落札した。工期は24年度まで。 提供:建通新聞社