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　天城町は、徳之島・伊仙の２町と構成する徳之島愛ランド広域連合（連合長・大久保明伊仙町長）が計画するクリーンセンター整備の新設先として、受け入れに向けた基本構想の策定を急ぐ。発注にあたって公募型プロポーザルの導入を見込み、早ければ９月にも公告したい考えだ。
　伊仙町にある既存施設を改良して活用後、天城町へ新設する予定。連合側は改良に向けて設計・発注図書等の作成業務を委託しており、三水コンサルタントが２０２２年度末までの業務完了を目指す。順調にいけば、23年度から２カ年で設計・施工を進め、所有する焼却炉２炉のうち１炉を延命してもう１炉を予備で残すなど想定している。
　新設を受け入れる同町は、天城地内の旧クリーンセンター跡とその周辺（約４ｈａ）から候補地を固めていく構え。それらの方針も盛り込む基本構想策定に関するプロポの早期発注に向けた協議を続けており、所管するくらしと税務課によると、類似業務の遂行実績−などを参加要件として９月にも公告を行う案を明らかにしている。
　業者選定後は23年度中に業務をまとめ、連合側に成果品を提出する計画。新設に伴うスケジュール案をみると、28年度に施設整備の計画を策定するほか、29年度でＰＦＩ可能性調査に着手、31年度の敷地造成を経て32年度から設計・施工に入る構想となっている。