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建通新聞社
2022/08/26

【大阪】大阪市立美術館大規模改修工事 2者が参加

 大阪市博物館機構は、WTO案件となる大阪市立美術館大規模改修工事の総合評価落札方式一般競争入札を開札、2者が参加していることを明らかにした。このうち、大成建設関西支店が69億7500万円で最低札を提示した。この他、入札に参加した大林組大阪本店は予定価格を超過したため、評価の対象外となっている。同機構は9月中旬に落札者を決める予定だ。
 工事内容は本館改修・増築、本館耐震改修、地下展覧会室既設設備改修(2023年度に発注、本落札者と随意契約予定)、本館・地下展覧会改修に伴う敷地内埋設配管などの改修・整備。本館と地下展覧会室の一体化を図る他、エントランスなどの増築を行う。
 この他、本館では▽多目的講堂の整備▽老朽化に伴う設備の更新▽展示室空間の仕様の改善▽バリアフリーを意識した改修▽カフェ・トイレなど利用者施設の整備▽登録文化財として外観や一部内部空間の保存再現―などを実施。地下展覧会室では老朽化に伴う設備更新などを行う。
 対象施設は本館(鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ1万3066平方b)、地下展覧会室(同造地下3階て4991平方b)など。所在地は大阪市天王寺区茶臼山1ノ82。
 工期は24年3月31日。
 総事業費は98億円を見込む。
 実施設計は日建設計(大阪市中央区)が担当。