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日刊建設タイムズ社
2022/08/26

【千葉】大規模事業所等を対象/周辺渋滞箇所でTDM施策/22年度第1回千葉県移動性向上プロジェクト委員会

 2022年度第1回千葉県移動性向上プロジェクト委員会が25日、千葉国道事務所2階202会議室を本部とし、ウェブ会議形式で開催された。22年度のTDM施策の進め方として、平日ピーク時の大規模事業所立地エリア、休日昼間の大規模商業施設立地エリアを対象とし、検討を進めていく方針だ。継続実施と混雑緩和効果が期待できるエリアを抽出し、地域住民・事業者との合意形成および関係者との協議・調整を行い、施策メニューの働き掛けを実施していく流れ。
 そのほか、渋滞箇所の効果確認と主要渋滞箇所の見直しを実施。県内の主要渋滞箇所は、21年12月時点で245か所。このうち、対策未実施箇所の国道51号寺台交差点と国道408号成田国際文化会館交差点に関しては、20年度・21年度の2年連続でモニタリング指標に該当しなかったため、主要渋滞箇所から除外。主要渋滞箇所を243か所とした。
 今後は、新たな評価手法により対策実施箇所の検証を行い、実態に即した対策効果発現の確認を進めていく。また、渋滞対策箇所におけるピンポイント対策に加え、TDM施策など新たな対策を検討する。
 議事に先立ち、委員長の赤羽弘和・千葉工業大学創造工学部教授は「主要渋滞箇所は早期に対策が必要であり、TDM施策など新たな対策について議論していきたい」と述べた。
 TDM施策(交通需要マネジメント)は、ETC2・0プローブ等のビッグデータを活用したデータ分析と、発生源の調整、手段の変更、適切な自動車利用の誘導、出発時刻の変更、効率的な自動車の利用などによる主要渋滞箇所の解消を目指すもの。k_times_comをフォローしましょう
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