トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(岡山)
2022/08/29

【岡山】岡山県 県総合グラウンド公園施設 長寿命化計画見直しに着手

 岡山県は、岡山市北区いずみ町の県総合グラウンド公園施設長寿命化計画健全度調査として従来計画の見直しに着手した。年末までに現況把握と見直し計画をまとめ、2023年度以降、予算状況により施設健全度に応じた必要な修繕や更新を計画的に進める方針。
 総合グラウンド公園全体は、岡山市中心市街地に位置し、いずみ町2ノ1ノ11他の敷地面積約34・6fに陸上競技場や補助陸上競技場、野球場、体育館、武道館などの各施設を複合的に配置した都市公園で、県民の利用頻度も高い。これまでも公園施設長寿命化計画として10年間の年次計画を基に必要な維持管理を行っており、5年ごとに今回のような現況把握の調査を行い、必要な修繕や更新の計画見直しを図っている。
 今回の調査は、武道館約4223平方bおよび練習場約1148平方bを除外した全施設が対象。健全度判定は、健全であるA判定、補修の必要性のない部分劣化のB判定、劣化進行により部分的補修や更新が必要なC判定、全体的に顕著な劣化があり緊急な補修や更新が必要なD判定と、施設ごとに4段階の判定を行い、DとC判定は計画的な修繕や更新が必要となる。
 調査や計画策定業務は八千代エンジニアリング(岡山市北区)が担当。納期は12月28日。
 調査後の長寿命化計画は、各施設ともこの判定に基づき、長寿命化対策の検討、概算費用算出、10年間の整備年次計画などの見直しを踏まえて新たな計画をまとめる。5年ごとの見直しを想定した場合、23〜27年度までの5カ年計画は今回の調査結果に基づき必要な整備を行う予定となる。
 県管理の施設配置を伴う(緑化公園を除く)都市公園は、総合グラウンドの他、後楽園(岡山市北区後楽園1ノ5)、倉敷スポーツ公園(倉敷市中庄3250ノ1)があり、後楽園は21年度に長寿命化計画が見直されており、倉敷スポーツ公園は23年度に同様の見直し業務に着手する見通し。

提供:建通新聞社