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日刊建設タイムズ社
2022/08/30

【千葉】工事は23年度以降/柏井浄水場に後PAC設備/県企業局施設整備センター

 県企業局施設整備センターは2023年度以降、柏井浄水場西側施設の後PAC注入設備増設工事を一般競争入札で発注する。設計については「柏井浄水場西側後PAC注入設備設計業務」として、日水コンに委託しており、2023年3月22日までに完了する。
 柏井浄水場は、千葉市花見川区柏井町430にある。水源は西側施設が利根川、東側施設が印旛沼。給水能力は53万m3/日で、このうち西側施設が36万m3/日。給水区域は、千葉市、船橋市、市川市、浦安市、習志野市。
 西側施設では、原水を着水井で受け入れ、急速攪拌池、フロック形成池、薬品沈殿池、急速ろ過池、配水池を経て、給水を行っている。
 PAC注入設備が設置されている薬品沈殿池は、RC造、幅31・1m、長さ70m、深さ(有効水深)3・5m×8池。既存のPAC注入設備のPAC(凝集剤)注入率平均(20年度実績値)は約46r/l。
 年に1回程度、水処理後に濁度が上昇することがあり、処理水量を減らし、通常より時間をかけて沈殿させる対策を行っている。
 後PAC注入設備を増設することで、2段階凝集を実施し、既存のPAC注入設備で処理しきれなかった濁りを除去する。
 PAC注入量については、実験・検討を踏まえ、設計段階で決定する。k_times_comをフォローしましょう
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