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建通新聞社(神奈川)
2022/09/05

【神奈川】川崎市 大師・田島複合施設基本計画を策定

 川崎市は、川崎区役所の大師支所と田島支所を周辺地区の機能を集約した複合施設として建て替えるに当たって、今後の方針やスケジュールなどをまとめた「大師地区複合施設・田島地区複合施設整備・運営基本計画」を策定した。従来の支所機能の一部は川崎区役所に再編し、既存の支所庁舎を解体した跡地に近隣のこども文化センターや老人いこいの家の機能を集約した新施設を整備する。
 同計画案で公表していた整備などのスケジュールは、7月に市役所本庁舎新築工事の工期が延長したことを受け、新たに計画を見直す。本庁舎の工期延長期間が確定した段階でスケジュールを再検討し、公表する。
 施設の整備や運営には、現支所庁舎の解体と新施設の設計・工事、維持管理までを行う「BTM」の業務を担当する事業者と、開設準備や運営などを行う「O」の業務を担当する事業者による「BTM+O」方式を採用する。新施設2棟は個別での発注を予定している。
 新築する複合施設の規模は大師・田島地区ともに2〜3階建て延べ1800〜2000平方b程度。いずれも既存の支所庁舎を解体した跡地に建て替える。
 大師地区複合施設は、既に解体が完了している大師分室の跡地に仮庁舎を設置し機能を移転した後、大師支所の跡地(川崎市川崎区東門前2ノ1ノ1、敷地面積2323平方b)に整備する。
 既存施設の規模は大師支所が延べ2588平方b、大師老人いこいの家が延べ310平方b、大師こども文化センターが358平方b。
 田島地区複合施設は、仮庁舎を田島いこいの家・田島老人いこいの家の敷地内に設置した後、田島支所の跡地(川崎市川崎区鋼管通2ノ3ノ7、敷地面積2375平方b)に整備する。
 既存施設の規模は田島支所が延べ2644平方b、田島老人いこいの家が延べ966平方b、田島こどもセンターが延べ324平方b。
 仮庁舎はいずれもリース方式により設置する計画で、複合施設とは別で発注する。大師支所仮庁舎を整備する大師分室の敷地面積は991平方b、田島支所を整備する田島子どもセンター・老人いこいの家の敷地面積は1683平方b(敷地内の既存施設の建築面積は339平方b)。
 両地区の老人いこいの家・子ども文化センターは複合施設の供用開始後に解体される予定で、社会状況の変化や需要などを考慮しながら跡地の活用方法を検討する。 提供:建通新聞社