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日刊建設タイムズ社
2022/09/05

【千葉】3か所程度を選定/大規模な開発用地整備へ/香取市

 香取市は8月31日、「開発用地整備検討調査業務委託」の指名競争入札手続きを開始した。業務では、2015年度にパシフィックコンサルタンツが実施した「産業用地整備検討調査業務」の結果を基礎資料とし、開発候補地5〜6か所程度を抽出。さらに、比較的大規模かつ実現性の高い開発適地3か所程度を選定した上で、用途について方向性を固める。用途に関しては、地域の活性化に寄与することを前提とし、民間事業者による開発に加え、市の事業用地としての利用も検討する。
 「開発用地整備検討調査業務委託」の指名競争入札に関しては、14日と15日の入札書受付期間などを経て、16日に開札する。予定価格は495万円。委託期間は23年3月3日まで。
 開発適地などの選定に当たっては、市の将来性や発展性を考慮するとともに、地形、アクセス、用排水等インフラ、用地取得の難易、周辺環境、埋蔵文化財等埋設物などの条件を踏まえる。
 また、用途の検討に際しては、25年度までの4か年を期間とする「過疎地域持続的発展計画」を踏まえることになる。8月に取りまとめた計画案においては、企業・産業の誘致を積極的に進める方針を打ち出し、立地を希望する企業側の求めへの抜本的な対策として、新たな工業系の大規模土地利用可能地の整備を図るとした。
 選定した開発用地における事業展開にあたり、当該用地に埋蔵文化財が存在する場合、速やかに基礎調査や発掘調査を済ませる方針だ。
 また、「産業用地整備検討調査業務」では、産業用地の候補地として▽佐原工業団地予定地=約25・7ha、県企業局所有地など▽大関地区(主要地方道大栄栗源干潟線沿道)=約13・8ha、民有地など▽大谷津地区(都市計画道路仁井宿与倉線沿線)=約14・9ha、民有地など▽小見川工業団地隣接地=約4・6ha、民有地など▽沢地区(主要地方道成田小見川鹿島港線沿線)=約4・7ha、民有地など▽与倉地区(国道51号沿線)=約5・2ha、民有地など――の6か所を抽出。このうち、佐原工業団地予定地と大関地区を産業開発適地と位置付けた。k_times_comをフォローしましょう
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