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建通新聞社(中部)
2022/09/05

【三重】伊賀市 民間活用を検討 大山田・島ケ原の両温泉施設

 伊賀市は、公共施設の民間活用に向けた進捗状況と今後のスケジュールを公表した。大山田・島ケ原の両温泉施設は、現在実施しているサウンディング調査の結果を10月中にまとめ、11月以降に課題の整理や公募条件、公募要項案の作成に取り掛かる。阿山ふるさとの杜周辺公共施設の民間活用では、2023年3月までに課題の整理と公募条件の作成を行い、同年4月に公募を開始する考えだ。
 伊賀の国大山田温泉(上阿波2953)と島ケ原ふれあいの里(島ケ原13680)の民間活用検討は、市の財政負担軽減を図り、売却か貸し付けなどを含めた縮小の方向性で検討している。6月に行ったサウンディングの結果を踏まえて今後の方針を決定する。
 伊賀阿山ふるさとの森公園と周辺公共施設では、同公園と周辺公共施設である「道の駅あやま」や運動公園などに、新たな管理運営手法を導入し地域活性化を図る。サウンディング調査の結果では、地域資源を活用した飲食、物販、アウトドア、宿泊、集客イベントなどを民間主体で展開できる可能性があると認識しており、現段階で事業用定期借地権設定契約や建物の無償譲渡などを想定している。

提供:建通新聞社