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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/09/05

【群馬】県東部農業事務所農村整備は緑町地区でほ場整備

県東部農業事務所農村整備課は太田市緑町地内の緑町地区農地整備事業で、約22haを対象としたほ場整備を計画している。2022年度は第2工区で2件を発注する。1工事が4・4ha、2工事が3・8haとなる。それぞれ月内に、工種を土木一式として一般競争入札で公告する。2022年度事業費は1億9200万円を確保している。同地区は25年度に完工し、26年度に換地処分、登記まで完了させる。
1工事の工事内容は整地工4・4ha、用水路工0・8q、排水路工0・5q、道路工0・7q。2工事で計画する内容は整地工3・8ha、用水路工0・7q、排水路工0・9q、道路工0・2qとなる。21年度は第1工区1工事を小林建設工業(太田市)、第1工区2工事は岩崎工業(太田市)が担当した。
同事業はさくら工業団地北東側に広がるエリアが対象で、受益面積は約22ha。現況は水田21・6ha、畑地0・9ha。いずれも不整形の小区画となっている。
工事は畦畔を除去し、ほ場の大区画化を図る。一部段差が生じる箇所は20pの作土厚を確保するため、表土剥ぎ取り工法により整地する。
整備後の面積別農地割合は◇1ha未満=10%◇1ha以上=24%◇0・5ha以上=35%◇0・3ha以上=31%を予定。
農道は現況幅員約1・8mの支線道路を拡幅するほか、新規整備も実施。路面は砂利敷きとし、幅員構成は車道部約4m、路肩0・5m×2で計画している。
水路の一部は素掘りの用排一体水路となっており、再編してベンチフリュームなどを使用して直線化。合わせて、用水と排水の分離を図り、水田の排水機能を向上させる。用水路の整備延長は、約2500mを予定している。幅300oまたは400oのベンチフリュームを採用。排水路は約4300mを計画、300o〜1600o×300o〜1000oのU字溝を敷設する予定としている。
道路との交差部について、用水路はベンチフリューム横断暗渠で対応。排水路はボックスカルバートを敷設する。
同地区のほ場整備は農業競争力強化農地整備事業で行う。農地を集約し、農家1戸あたりの経営規模を0・2haから1・6haへ拡大。営農効率を向上させるほか、高収益作物の導入へ向けた基盤を作る。