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建通新聞社四国
2022/09/09

【香川】県 業務の低入等端数処理を見直し

 香川県は、委託業務の低入札価格調査基準価格と最低制限価格で実施している端数処理を見直した。「1円未満切り捨て」だった設計金額の各項目合計額を「1000円未満切り上げ」とする。例えば合計額が100万1001円の場合は100万2000円に、100万9999円なら101万円にする。工事で適用している1000円単位に合わせたもの。9月1日以降に入札公告か指名通知を行う業務で適用を開始した。
 対象は「測量」「建築関係コンサルタント」「土木コンサルタント」「地質調査」「補償コンサルタント」の5業務。低入札価格調査基準価格と最低制限価格は、測量業務が入札書比較価格(予定価格の税抜き金額)の60〜82%、建築関係コンサルタント、土木コンサルタント、補償コンサルタントの3業務が60〜80%、地質調査業務が3分の2〜85%の範囲で設定している。
 測量業務の低入札価格調査基準価格と最低制限価格は、「直接測量費+測量調査費+諸経費の48%」に当てはめて算出している。入札書比較価格が100万1000円だった場合、下限が60万0600円、上限が82万0820円となる。ただし、今回の設計金額の各項目の合計額を1000円未満切り上げとすることで算出額がこれを上回った場合は、「1000円未満切り捨て」とし、下回った場合は「1000円未満切り上げ」とする。例えば、算出額が82万1000円になった場合、上限82万0820円を上回っているため1000円未満を切り捨て82万円とする。
 60万0500円となると、下限の60万0600円を下回っているため1000円未満を切り上げて60万1000円とする。
提供:建通新聞社