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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/09/09

【群馬】井野川調節池整備事業 7・6k調節池築造へ

県高崎土木事務所は高崎市宿大類町地先の井野川で計画する7・6k調節池整備へ向け、詳細設計業務を近く指名通知する。履行期限は2023年3月中旬を予定している。地元との調整次第だが、23年度以降に用地測量、24年度以降は用地買収に着手、早期の着工を目指す。調節池の容量は約8万立方mを見込む。掘削土量や調節池の護岸、排水門の構造および形式などについては、詳細設計で決める。
詳細設計では、22年度に冨永調査事務所(高崎市)へ委託した地下水位観測の結果を基に、調節容量、調節池効果などの施設規模や調節池の範囲・位置など配置計画を検討。計画諸元をまとめ、調節池周囲の護岸、越流堤、吐出口などの構造設計を行う。
井野川の調節池整備事業は、高崎市綿貫町から高崎市大八木町までの1万4700m区間を対象に調節池を4池築造するもの。おおむね30年に1回発生すると予想される洪水による氾濫を防止することを目的としている。調節池に雨水を一時的に貯留することで、河川への流入量を減らし、氾濫による被害のリスク軽減を図る。
宿大類町地先に整備する7・6k調節池が最初の1池となり、主要地方道高崎駒形線の南側、宿大類町地先の染谷川との合流点の下流側に新設する。調節容量は約8万立方m、調節池の面積は約6万5000uの規模となる。詳細は今回委託する詳細設計で検討する。
残る3池は◇11・6k調節池(大八木町)◇染谷川調節池(新保町)◇3・6k調節池(綿貫町)−。11・6k調節池は主要地方道高崎渋川線と主要地方道高崎渋川線バイパスに挟まれた右岸側に整備する。染谷川調節池は高崎駒形線の北側に位置し、染谷川の左岸側に新設を計画している。3・6k調節池は主要地方道高崎伊勢崎線と主要地方道前橋長瀞線バイパスに挟まれた右岸側に整備する。
なお、井野川では河道改修も実施しており、工事は完了している。