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建設経済新聞社
2022/09/12

【京都】京都水道グランドデザイン改定素案 広域化で連携強化など盛る

 京都府は9日、京都水道グランドデザイン(京都府水道ビジョン)の改定素案をまとめ明らかにした。
 既計画の中間年となる令和5年度に見直しを行うもので、広域化に関する記載内容を充実させ、水道広域化推進プランを兼ねるものとして改定する。
 水道施策に関する意見聴取会議に報告した素案によると、計画期間は既計画と同じ令和元年度〜10年度。短期目標は令和10年度まで、長期目標は令和20年度まで。
 将来目標として、「水道未普及地域等においても安心・安全な生活用水の確保」「計画的な更新・耐震化により、平時でも非常時でも安定的に水道水を供給」「水道施設が被害を受けても、迅速に給水・復旧」「水道技術・知識を有する職員等が水道事業に従事し、技術力を確保」「民間の技術やノウハウを活用して事業の基盤強化」などを掲げ、実現方策例として、▽水源事故等の発生時の対策立案、取水口の共同化等水源の安定化に向けた検討▽水供給が困難な地域に対する安定供給に向けた新たな手法の検討と実施▽耐震化計画の策定、アセットマネジメントの実施及び水準の向上、水需要を踏まえた施設のダウンサイジングや統廃合の検討▽配水系統のバックアップ機能強化、近隣水道事業者等との連携強化▽人材確保策や人材育成策に関する方針の策定、技術継承のためのマニュアル整備▽将来の安定経営が持続可能な料金設定等▽先行団体における取組事例の収集と研究、連携先民間事業者の定期的な評価などを挙げた。
 広域化の取組方針として、府と水道事業者は「施設の共同化や事務の広域的処理などの効果が見込める連携事業は躊躇なく取り入れ、地域の水道事業を守るという共通の目標のもと、水道事業の理想形を追求しながら真摯に議論し取組を進める」とした。
 これまで南部圏域(京都市以南の8市7町1村)、中部圏域(亀岡市、南丹市、京丹波町の2市1町)、北部圏域(綾部市・福知山市以北の5市2町)の3圏域でそれぞれ議論し、広域化の取組を進めてきた。
 今後の主な取組は、南部圏域が▽維持管理業務や営業業務など事務の広域的処理を幅広く検討▽府営水道と受水市町において、府営水道エリア全体の施設規模や配置の適正化、経営の一体化も含めた経営形態のあり方について検討を実施、中部圏域が▽緊急時連絡管の整備について検討・協議を実施▽施設の共同設置、事務の広域的処理に関する検討を実施、北部圏域が▽京都府北部地域連携都市圏形成推進協議会の枠組みを活用し、引き続き窓口業務等の共同発注やシステム共同化等の事務の広域的処理を推進。