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建通新聞社(神奈川)
2022/09/13

【神奈川】川崎市 橘公園P−PFI公募は10月

 川崎市は、橘公園へのPark―PFIの導入について、早ければ10月上旬にも事業者を選定する公募型プロポーザルを公告する。12月までに提案書を受け付け、2023年2月の選定委員会で優先交渉権者を決定する。同年6月に施設整備に着手し、24年1月以降、施設運営の開始を目指す。市内業者の活用が促進される形での募集を予定している。
 公募対象公園施設は公園内にある旧西部公園事務所と駐車場(25台)とする。Park―PFI事業者は施設の改修によって飲食店や売店など便益施設を導入し、その収益を活用して公園内の整備や維持管理を行う。
 収益を活用した公園内の整備については、老朽化が進む既設トイレの内装改修と便器の洋式化を行うとともに、事業者の提案によりベンチや遊具のリニューアル、園路や植栽の整備などを任意で実施する。この他、にぎわいの向上や地域への貢献を目指すイベントの開催、公園の見回り、清掃・美化活動も必須とする。事業期間は最長で20年間。
 旧西部公園事務所は鉄筋コンクリート2階建て延べ379平方bで、1階が220平方b、2階が159平方b。1980年に建設された。高津区と宮前区の公園管理事務所として使用されていたが、2010年に道路公園センターへの再編整備により機能を廃止し、現在は主に1階を地域住民に向けて開放している。耐震性に問題がないことなどから原則改修による整備を想定しているが、解体して新たな施設を建設することも可能とする。
 橘公園(高津区子母口565)は面積1万7496平方b。大型複合遊具などが設置された遊具ゾーンや自由広場ゾーンなど六つのゾーンで構成されており、このうち旧西部公園事務所と公園内駐車場は公園の北西側のコミュニティーゾーンに設置されている。 提供:建通新聞社