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　千葉市は公共施設等個別施設計画に基づき、千葉ポートアリーナの大規模改修を計画している。２０２５年度に実施設計をまとめ、26年度に工事に着手するスケジュールを描いている。これに伴い、９日には修繕・改修等アドバイザリー業務委託の公募型プロポーザルを公告した。委託期間は、契約締結日の翌日から23年３月17日まで。委託限度額は９９０万円。業務において実施する劣化度調査により緊急修繕を行う必要があると判断された場合、大規模改修とは別途、年度内または23年度以降に設計・工事を委託発注する。
　千葉ポートアリーナは、中央区問屋町１―20に所在。敷地面積は１万５９９４・83�u。
　施設はＳＲＣ造地下２階地上３階建て、延べ床面積１万９５０９・02�u、１９９０年の竣工。旧千葉中央卸売市場跡地の複合開発として、千葉都心開発により周辺のオフィス棟、ホテル棟、商業棟とともに整備された。
　２０１９年度に、劣化度調査業務と改修基本方針策定業務を千葉土屋建築研究所に委託。劣化度調査では、修繕・改修が必要な箇所が多数、指摘された。
　修繕・改修等アドバイザリー業務の内容は▽先行調査の整理▽機能面・安全面など改善点の現地調査（劣化度調査）▽緊急修繕と大規模改修の区分整理▽整備方針の策定支援▽工期等の整理▽緊急修繕工事に伴う予算要望・発注支援▽関連計画の整理▽モデルプランの作成▽改修箇所・安全対策等の検討▽概算工事費・管理運営費の試算▽打ち合わせの参加・支援――など。
　プロポーザルの参加資格要件は、12〜21年度に完了したスタジアム・アリーナ等の施設整備に係る基本構想・基本計画策定、基礎調査・検討、設計業務などの履行実績を有する単体企業など。協力企業の使用も可。
　今後は、14日まで企画提案参加申し込みに関する質問等を受け付け、16日に回答。20日まで企画提案参加申込書の提出を求め、参加資格確認結果を21日に通知する。26日まで企画提案書に関する質問等を受け付け、28日に回答。10月６日までの企画提案書提出期間、12日のプレゼンテーション審査を経て、14日に優先交渉権者の決定と通知書を発送。同月中に優先交渉権者との委託契約内容に係る打ち合わせを行い、業務委託契約を締結する予定。