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建設新聞社
2022/09/15

【東北・福島】清水建設・関・空間JVを選定/DB方式大熊町大野駅西側の産業交流施設

 大熊町は、デザインビルド方式で整備する産業交流施設の事業者選定に向けた公募型プロポーザルを進めた結果、清水建設・関・空間設計JVを優先交渉権者とした。
 プロポーザルには3者が参加。次点は安藤ハザマ・JR東日本建築設計・永山建築設計事務所JV、次々点はフジタ・環境デザイン研究所・辺見設計JV。9月10日の審査会で選定したもので、審査員は東京大学大学院建築学科の大月敏雄教授など6人が担当した。
 近く優先交渉権者と整備に係る協定と基本設計の契約を締結する。事業費参考価格は、基本設計が5015万円、実施設計が1億2636万円、工事監理が3696万円、建設工事が57億0968万円。
 6月30日に避難指示解除となったJR常磐線大野駅含む下野上地区では、今回の産業交流施設のほか、商業施設や社会教育施設、集合住宅の誘導、スマートコミュニティの導入など帰還住民や移住者の受け入れを見据えたプロジェクトが進行している。
 そのメーンとなる産業交流施設は、産業再生や新産業創出の場として複数社が入居可能な貸事務所やコワーキングスペースなどを設けたテナント型施設として整備する。
 建設用地は、大熊町下野上大野124の1ほか地内でJR常磐線大野駅西側の約7900平方b。規模は延べ9300平方b程度を想定し、構造や階数などは提案事項とする。
 今回の事業では、基本・実施設計、工事監理、施工を一括して行う。整備スケジュールは、基本設計が9月〜2023年3月、実施設計は23年4月〜9月、施工・監理は同10月〜24年11月とする。

 提供:建設新聞社