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日刊建設タイムズ社
2022/09/16

【千葉】松戸駅周辺50haを活性化/サウンディング調査3件実施/松戸市

 松戸市は、2021年9月に都市再生緊急整備地域に政令指定された松戸駅周辺地域約50haの活性化を目指し、サウンディング型市場調査手続きを開始した。民間誘導方策として「松戸駅周辺地域におけるオープンスペース活用」「松戸駅周辺地域の不動産開発」「新拠点ゾーン(試みの場)における商業・業務・文化複合施設整備」を検討しており、それぞれに対する提案・意見を求める。
 「松戸駅周辺地域におけるオープンスペース活用」と「松戸駅周辺地域の不動産開発」については15日に募集要項を公表した。30日まで参加申し込み書の提出、10月31日まで提案書の提出を受け付け、11月1日以降に意見交換会を実施。年明けに調査結果を公表する方針。また、「新拠点ゾーン(試みの場)における商業・業務・文化複合施設整備」の実施要領は10月3日以降の公表を予定している。
 「松戸駅周辺地域におけるオープンスペース活用」は、都市再生緊急整備地域内の道路、公園、松戸駅前デッキなどの公共施設やオープンスペースを対象とし、仕事と暮らし、学びと遊びが隔てなくつながるライフスタイルを実現する都市空間の創出を目指す。現況の公共施設の活用による不特定多数の市民が参加可能なイベントなど、地元の活性化に資するアイデアを求める。調査には誰でも参加できる。
 「松戸駅周辺地域の不動産開発」の調査対象者は、事業遂行能力があるデベロッパー、ゼネコンなどの開発事業者で、再開発コーディネーター協会の法人正会員もしくは全国市街地再開発協会の賛助会員である者。都市再生緊急整備地域内を対象として、民間開発事業者の開発状況、松戸駅周辺の活性化に向けた民間事業者の考え方を調査し、市に期待されている支援策を把握することで、民間開発がしやすい環境とすることを目的としている。求める提案内容は▽都市再生緊急整備地域内の不動産開発に関する質問への回答▽開発可能な区域または開発を行いたい区域▽不動産開発区域で想定する事業手法――など。
 「新拠点ゾーン(試みの場)における商業・業務・文化複合施設整備」では、民間誘導による施設整備に伴い、試みの場を含む松戸駅東口周辺の商業・業務・文化複合施設の導入機能について適正な規模や業種を確認する。

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