トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2022/09/16

【大阪】万博会場大阪館の建設工事は竹中工務店

 2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会は、大阪館(仮称)建設工事(建築・設備)優先交渉権者選定の公募型プロポーザルを行い、竹中工務店を施工予定者に選定した。プロポーザルには2者が参加、このうち1者が辞退した。今後、同社と技術協力業務契約を締結し、技術提案の内容を実施設計に反映するなど、工事請負契約の締結に向けた調整を進めていく。
 同業務はECI方式となり、実施設計段階から施工に関する高度な技術提案を行う。本館棟とミライのエンターテインメント棟を新築し、バックヤード棟はリースして設ける。
 本館棟(展示場、遊技場、飲食店、物販店)の規模は鉄骨造・木造2階建て延べ約6271平方b。工事内容は新築、改修、解体撤去。ミライのエンターテインメント棟(劇場)の規模は鉄骨造平屋348平方b。工事内容は新築、解体撤去。バックヤード棟(事務所)の規模は鉄骨造2階建て延べ約1304平方b。
 工事場所は大阪市此花区夢洲。敷地面積は約1万0500平方b。国際観光地区となり、用途地域は商業地域。準防火地域に指定される。
 工事範囲は建築、空調設備、給排水衛生設備、電気設備、昇降機など。
 工事予定期間は、新築工事が11月から24年10月末まで、リース期間は24年11月から25年10月末まで、改修・解体撤去工事は25年10月から26年3月まで。
 事業費は工事費とリース代で73億6300万円(税込み)を見込む。実施設計技術協力業務の委託上限額は600万円(税込み)。
 施工者には別途、万博開催期間中の建物維持管理業務を委託する予定だ。