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建通新聞社(神奈川)
2022/09/20

【神奈川】川崎市 富士見公園再整備の落札者決定

 川崎市は、PFI(BTO)方式とPark−PFI方式を併用して実施する富士見公園の再編整備に当たり総合評価一般競争入札を行い、フロンターレ・フロンティアグループを最優秀提案者に選定した。落札金額は47億9770万円。
 同グループの代表企業は、川崎市をホームタウンとするサッカーJリーグの川崎フロンターレ、構成企業は▽フロンティアコンストラクション&パートナーズ▽松尾工務店▽山根工務店―の3者、協力企業は▽オリエンタルコンサルタンツ▽かたばみ興業▽東急コミュニティー▽ダイシ造園―の4者。このうちフロンティアコンストラクション&パートナーズがPark−PFI事業を担当する。
 PFI事業で公園内の便益施設や運動施設などの設計、建設、維持管理などを実施する他、Park−PFI事業で公募対象施設の設置と管理運営業務などを行う。事業期間は2043年3月31日まで。
 整備する施設は駐車場や自転車駐輪場などの便益施設、富士見球場や川崎富士見球技場などの運動施設、パークセンターなどの管理施設、園路広場など。富士見球場と川崎富士見球技場(客席数3800席)は部分的な改修などを行い、現在の機能を継続する。テニスコートと相撲場は大規模な改修が予定されており、いずれも既存の施設と同程度の規模を維持してリニューアルする。テニスコートの客席数は360席程度を想定している。
 この他、カフェ(2カ所)とトイレなどのアメニティ施設をPark−PFI事業の対象施設として設置する。
 10月に基本協定と仮事業契約、12月に事業契約を結ぶ。設計・建設期間は事業契約の締結日から27年3月15日までを予定しており、整備予定施設の各工事を順次進めていく。
 公園の所在地は川崎市川崎区富士見1丁目、2丁目。
 整備予定施設は次の通り。
 ▽便益施設―駐車場(立体駐車場、北側駐車場)、自転車駐輪場、カフェ(北側エリア1カ所、南側エリア1カ所)
 ▽運動施設―テニスコート、相撲場、富士見球場、川崎富士見球技場
 ▽管理施設―クラブハウス、パークセンター
 ▽園路広場―エントランス広場、プロムナード広場(東側広場、芝生広場、インクルーシブな遊びの広場、農と自然を体感する広場、多目的広場、インクルーシブなスポーツ広場)
 ▽その他―植栽、休養施設、アメニティ施設(トイレなど) 提供:建通新聞社