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西日本建設新聞社
2022/09/22

【熊本】肥後大津ルートが有力 県が空港アクセス鉄道で中間報告

 熊本県は、JR豊肥本線と阿蘇くまもと空港を結ぶアクセス鉄道について、肥後大津駅から分岐するルート案が概算事業費、費用対効果ともほかの2ルートより優れているとする中間とりまとめを公表した。
 これまで県は、三里木駅から分岐し、県民総合運動公園を経由して空港に向かうルートを軸に検討していた。だが、TSMCの菊陽町進出が決まったことから、原水駅と肥後大津駅からの分岐も追加検討していた。
 肥後大津ルートは、空港までの所要時間が約44分で、他のルートより1〜3分長くなるものの、乗換なしで空港へ行くことが可能となる。概算事業費は約410億円(整備延長約6・8`)で、三里木ルートの約490億円(約8・8`)、原水ルートの約530億円(約9・1`)より低い。費用便益分析は1・03(30年)で、事業化の目安となる1を超え、3ルートの中で最も大きかった。
 収支採算性は、現行の補助制度(国18%、県18%)ではどのルートも40年以内に黒字に転換しないが、想定事業スキーム(国3分の1、県3分の1)では、三里木ルートと肥後大津ルートが鉄道事業認可の採択基準(40年以内の黒字転換)を満たす結果となっている。
 蒲島郁夫知事は9日に始まった定例県議会で、具体的な調査内容や財源見通し、整備すべき課題について「今議会での議論を含めて県民にしっかり説明し、できる限り早く県の方向性を固めたい」と話した。

提供:西日本建設新聞社
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