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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/09/22

【群馬】県前橋土木が北代田工区で追加工事

県前橋土木事務所は、8月に初弾工を発注した主要地方道前橋赤城線北代田町工区の電線共同溝事業で、年度内に追加の工事発注を行う方針を示した。北代田橋の北側約60m区間で共同溝設置および道路改良工事を行うもの。年度の後半に、条件付き一般競争入札を公告する見通しとなっている。事業全体では約230m区間で共同溝設置を実施。2027年度までの完了を目指している。
事業区間は前橋市北代田町から若宮町に掛けての約230m。27年度までの期間に全体事業費約2億円を投じる。当該区間は全幅15m、車道が9mで両側に3mの歩道を有する。歩行者や自転車の安全な通行を確保することや、災害時の電柱倒壊を想定して、共同溝を両側歩道部に埋設、電線類の地中化を図る。
8月に初弾工の条件付き一般競争入札を実施。土木1010点以上で、前橋土木事務所管内に本店を有することを条件とした。小野里工業(前橋市)が受注している。施工箇所は、桃ノ木川を跨ぐ北代田橋の北側。電線共同溝の設置と道路改良工を一式とした案件となっている。
これから追加で発注を検討しているのは、初弾工の反対側の区間。初弾工は上流側、追加工事が下流側の施工となる。施工延長は約60mとなる。当初は10月の条件付き一般競争入札を予定したが、若干の遅れが生じているという。詳しい公告の時期は未定だが、年明けになる可能性もある。
22年度発注の両工事で、北代田橋の北側はおおむね完了となる。23年度以降は、同橋の南側から前橋市街地方面、若宮町4丁目交差点までの区間で工事を進めていく。
なお、同線では赤城山方面の約1200m区間を都市計画道路赤城山線として位置付け、歩道整備および無電柱化が進行中。通学路としての利用頻度が高い南側の区間を優先工区として工事に取り組んでいる。並行して、優先工区から北側の用地買収も行っているところ。両事業の推進により、安全な通行環境の実現に期待が高まる。