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建通新聞社四国
2022/09/22

【香川】高松市のオートキャンプ場活用 交渉権者にイースト

 高松市は「庵治太鼓の鼻オートキャンプ場」を活用する民間事業者を公募型プロポーザルで選定し、優先交渉権者としてイースト(東京都千代田区)を特定した。
 同社の提案方針では、オートキャンプ場としてこれまで親しまれた所に、地域の人が自然に集まり楽しむことができる場所を作ることで、住民の地域への愛着を高めるとともに観光拠点として地域への経済波及を生むスペースとする。
 整備の方向性として▽既存施設を生かしながら大規模な改修を行わず初期コストを抑え、管理棟の休憩スペースや共有部をリノベーションする▽ロケーションをできるだけ活用し夏は海の家の営業、キッチンカーを集め飲食を販売▽コテージのデッキ部分を拡張して利用空間を快適にしてキャンプ以外の活用ができる場所とする―とした。
 事業期間は10年間(2023年4月〜33年3月)、土地貸付金額は1〜5年目が年額170万円、6〜10年目が年額170万円+利益の5%。既存建物は市が無償貸与する。
 23年4月に備品などを整備して仮オープン、5〜7月にリニューアル工事などを実施して8月にリニューアルオープンする。24年1〜2月に追加整備工事を実施する。
 2000年5月に供用開始した同キャンプ場は、施設の老朽化に伴う利用者数の減少や修繕費の増加などが課題となっており、民間の資金やノウハウを活用して魅力高める。
 同キャンプ場には木造の管理棟やバンガロー(5棟)、炊事棟(2棟)、トイレの他、浄化槽(合併処理接触ばっ気方式72人槽)、平面駐車場(約50台収容)、オートキャンプサイト(10区画)などを設けている。敷地全体の面積は3万6889平方b。
 所在地は庵治町3224ノ2他。
提供:建通新聞社