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建通新聞社(中部)
2022/09/26

【愛知】東岡崎駅周辺2期整備 23年度協定締結へ

 東岡崎駅周辺地区整備事業を進めている岡崎市は、新駅ビルの建設や交通広場の整備、駅西側の橋上駅舎の建設や南北自由通路の設置などを含む「第2期整備」について、7月末に市街地開発事業と都市施設に関する都市計画を決定した。名古屋鉄道が現在、橋上駅舎などの交通施設整備に向けた調査設計を進めており、2022年度中に事業費などを算定・精査するのに加え、23年度には双方の事業負担額などを定めた工事実施協定を締結し、橋上駅舎の建設に着手する見通し。橋上駅舎は28年度の完成が予定されている。
 今回の第2期整備では、第一種市街地再開発事業により、駅北口に新駅ビルを建設する。23年には事業認可を取得し、24年度から現在の駅ビル(岡ビル)の解体に取り掛かり、27年度から建設工事に着手、29年度に完成させる計画。新駅ビルは商業施設をはじめ駅への利便性を高めた事務所などからなる複合施設で、鉄骨造8階建て延べ約1万3000平方bの規模。併せて、待ち合わせなどに利用できる屋内広場や東西連絡通路なども一体で整備する。
 北口にはこの他、交通広場(面積5300平方b)を整備し、6バースのバスターミナルや待機場・待合空間を設ける。北口と南口をつなぐ自由通路を設置する他、北口側に面している都市計画道路岡崎西尾線については、交差点の改良や歩道の拡幅を施し、現在の地下通路を廃止し、新たに立体横断通路を設ける。
 なお、駅南口では、食品など物販店舗や飲食店などが入る商業施設の建設を名鉄が計画しており、22年度中に本体工事に着手し、23年度内の完成を目指している。規模は鉄骨造3階建て延べ約3000平方b。現在は、既設建物の解体工事が完了している状態だ。


提供:建通新聞社