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建通新聞社(中部)
2022/09/28

【三重】南伊勢町 地元合意得られず事業保留 伊勢路川河川敷の利活用 騒音やごみ問題を懸念

 南伊勢町は、伊勢路川河川敷の利活用に関して、地元合意が得られなかったため、事業を保留としていたことが分かった。河川敷の活用で人流が増え、騒音やごみの問題などから合意に至らなかった。
 2021年度に行ったサウンディング型市場調査の結果を踏まえて、オートキャンプ・RVパーク(車中泊施設)を整備する方針で22年度に2回、地元説明会を行った。しかし、前述の騒音やごみの問題を理由に合意には至らず、利活用事業をいったん保留することとなった。現時点で事業再開の予定はない。
 利活用の対象としていたのは県が管理する伊勢路川の河川敷で敷地の面積は約1万4000平方b。現在は雑草が生い茂っている状態。11年頃まで町がパターゴルフ場を運営していた。その時に使用していた管理棟(鉄骨造平屋43平方b)が残っている。
 担当課によると、今回は事業が保留となったが「今後、地元住民内で利活用に対する機運が高まれば、再度事業を進める可能性がある」としている。
 所在地は内瀬372ノ3。

提供:建通新聞社