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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/09/29

【群馬】公立学校施設の空調設備設置状況 普通教室の設置率はおおむね100%

県教育委員会は28日、県内の公立学校施設における空調(冷房)設備設置状況を示した。普通教室の設置率はおおむね100%となった。一方で、特別教室については高等学校で43・9%と半分以下の整備状況となっており、9月補正予算案に1億2000万円を計上して25室の整備に着手する。(3面に内訳表)
調査対象となるのは公立の幼稚園、小中学校、高等学校および特別支援学校。小中学校には義務教育学校、中東教育学校前期課程、高等学校には同後期課程が含まれている。
学校種別ごとの普通教室保有数は◇幼稚園=235◇小中学校=6235◇高等学校=982◇特別支援学校=同618−の合計8070室。このうち、小中学校の32室を除き、全ての学校で空調の設置を完了している。
特別教室については幼稚園168室のうち115室、設置率68・5%で設置が完了しているほか、小中学校6460室のうち66・3%となる4282室を整備済みとしている。また、高等学校は、2168室に対して43・9%にあたる952室で設置が完了。特別支援学校は315室のうち310室で整備を終えてている。
体育館などでは、幼稚園が34室中24室で設置済み。また、小中学校605室に対して32室、高等学校169室に対して5室、特別支援学校27室に対して4室の整備となった。
県立高等学校の特別教室における空調設置については、9月補正予算案に1億2000万円を計上。25校を対象に、使用頻度が高い音楽室9室、実習室9室、調理室9室の合計25室で整備する。工事発注は各学校ごととなり、予算成立後速やかに執行する。
県では市町村に対して、必要とする部屋への空調設備の設置に当たり、国庫補助を適切に活用できるよう支援を行っていくとしている。また、県立学校については、引き続き児童生徒の適切な学習環境の整備に努めていくとした。