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建通新聞社(静岡)
2022/09/30

【静岡】静岡県 土木工事積算基準を改定

 静岡県は、土木工事標準積算基準を改定し、10月1日以降に予定価格を積算する工事へと適用する。今回の改定では、鋼橋製作工の間接工事費率と桁輸送費用を現場実態を踏まえて引き上げる他、標準歩掛に「横断歩道橋補修工」や「プレファブリケイティッドバーチカルドレーン工(PVD工)」「ワイヤロープ設置工」を新たに制定。「コンクリート工(砂防)」など6工種の標準歩掛は改定する。
 国土交通省の今年4月の土木工事積算基準の改定に合わせ、県の積算基準も見直す。国交省の基準改定のうち、最新の本社経費の実態を反映するための一般管理費等率の引き上げは、県工事でも4月1日に先行して適用している。
 鋼橋製作工の間接工事費は、製作現場の経費の実態を踏まえ、間接労務費率を37・6%から40・8%、工場管理費率を28・8%から35・5%に引き上げる。桁輸送費も燃料費の実態を踏まえて引き上げる。鋼橋関係では、鋼材単価を算出するための材料費(ロス率、スクラップ率など)のみはすでに改定済み。
 標準的な施工条件の単位施工量や日当たりの労務工数などを算出できた3工種では、新たに標準歩掛を制定する。「ワイヤロープ設置工」「PVD工」「横断歩道橋補修工」の3工種で、標準歩掛を定めた。
 この他、▽重建設機械分解・組立▽中層混合処理工▽消波工(ブロック製作・据付)▽コンクリート工(砂防)▽道路打換工▽トンネル裏込注入工―の6工種の標準歩掛は、日当たり施工量、労務、資機材の変動に伴って見直す。
 施工パッケージは「床堀工(ICT)」と「機械土工(河床等掘削)(ICT)」の2工種を新設。「土工」「土工(ICT)」「法面整形工(ICT)」「コンクリート工」など13工種の施工パッケージは、日当たり施工量、労務、資機材などを改定する。

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