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建設新聞社(長崎)
2022/10/04

【長崎】工事成績評定 災害復旧工事を独自に加点

県土木・農林・水産部
   週休2日は国の評価法方法に見直し

 県土木部は、週休2日工事に対する工事成績評定の加点評価を、国の評価方法に合わせるとともに、新たに災害復旧工事に対する独自の加点評価を開始する。10月1日以降に完成検査を行う工事から運用する。県農林部や水産部でも同様の運用を進める。

 週休2日工事については、同制度を推進するため、県が導入を開始した2015年度から、県独自に成績評定で3点加点(外枠)≠フインセンティブを設けてきた。県ではこのほど、週休2日取得の普及が一定程度進んだと判断し、独自のインセンティブから国と同様の評価方法に改めることにした。この結果、成績評定での加点は3点から「2・4点(最大)〜0・2点」となる。

 一方、災害復旧工事は、緊急性の面から週休2日の対象外となっており、成績評定での加点評価だけでなく、経費の計上などの措置もある週休2日工事と比べて不平等な状態≠ニ是正の要望がでていた。県としても、災害復旧工事は社会条件、自然条件などにより施工条件が厳しいことを踏まえ、その工事特性を確実に評価するよう工事成績の評定方法を改めることにした。

 具体的には、主任監督員評価項目の『施工状況・工程管理』のうち「休日の確保を行っている」項目で4週4休以上の場合に評価。さらに「その他」項目で災害復旧工事であれば一律に評価することで、最大1・6点(4点×0・4)加点する。

 担当課長評価項目では『施工状況・工程管理』のうち「災害復旧工事など、特に工期的な制約がある場合に、余裕をもって工事を完成させた」の項目で、工期通り完成すれば評価。併せて、主任監督員と同様「その他」も評価し、最大0・4点(2点×0・2)加点。『都市部等の作業環境、社会条件への対応』では「事故や災害発生直後等の緊急的な対応が必要な工事」の項目で1・2点(6点×0・2)、『厳しい自然・地盤条件への対応』の「被災箇所の措置や急峻な地形・土石流危険渓流内での工事」の項目で0・8点(4点×0・2)それぞれ評価する。ksrogo