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建通新聞社(神奈川)
2022/10/07

【神奈川】横浜市 旧上瀬谷土地区画整理事業計画を決定

 横浜市は10月5日、市施行の旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業の事業計画を決定した。約248・5fの施行地区を整序し、幹線街路や区画街路、調整池を整備するもので、総事業費約766億円を見込む。
 本年度は先行工事として都市整備局が既設の米軍施設を解体。23年度以降に建築局からも住宅解体工事を発注する。造成や道路、下水道などの基盤整備工事の発注担当は調整中で、工区分けなどを現在検討している。23年度以降、2027年国際園芸博覧会(花博)が開かれるエリアから工事に着手する見通しだ。事業期間は清算期間5年を含め2039年3月31日まで。
 事業計画の取りまとめは「令和3年度旧上瀬谷通信施設地区土地区画整理事業換地設計等業務委託」として、オオバ横浜支店(横浜市西区)が担当した。
 基盤整備では、既設の環状4号線延長2653bについて、幅員18bを25bに拡幅する。区画1〜3号線の幅員は26b。車道部に自転車通行帯を確保する他、幅員5・5bの両側歩道内に2bの植樹帯を設ける。
 バスやタクシーなどの乗り入れ場所として、環状4号線に面した西側に5763平方bの交通広場を整備する。
 地区内には、調整池を6カ所新設する予定で、このうち2カ所は宅地内への設置となる。
 事業範囲は、旭区上川井町、瀬谷区上瀬谷町、北町、瀬谷町、中屋敷3。
 工事費は、23年度が約152億円、24年度が約203億円、25年度が約171億円、26年度が約99億円、27年度が約54億円、28年度が約5億円、29年度と30年度が約3億円、31年度が約5億円、32年度が約4億円となる。
 基盤整備の概要は次の通り。
【区画街路】
 ▽環状4号線―延長2653bの区間で幅員18bを25bに拡幅
 ▽区画1号線―延長2606b、幅員26b
 ▽区画2号線―延長1157b、幅員26b
 ▽区画3号線―延長907b、幅員26b
 ▽交通広場―5763平方b
 ▽区画街路―延長194b、幅員18b
 ▽区画道路―延長147b、幅員15b
 ▽区画街路―延長2053b、幅員12b
 ▽区画街路―延長1287b、幅員9b
 ▽区画街路―延長26b、幅員8b
 ▽区画街路―延長358b、幅員7・5b
 ▽区画街路―延長12b、幅員7b
 ▽区画街路―延長139b、幅員6・5b
 ▽区画街路―延長90b、幅員6b
 ▽区画街路―延長9345b、幅員4・5b
【調整池】
 ▽1号調整池―1万2364平方b
 ▽2号調整池―3509平方b
 ▽3号調整池―宅地内設置
 ▽4号調整池―宅地内設置
 ▽5号調整池―1万2664平方b
 ▽6号調整池―6639平方b 提供:建通新聞社