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日刊建設工業新聞
2022/10/11

【鳥取】西部犬猫センター/DBO方式に複数が触手/運営には事業者側の意見/平井知事

官民連携して整備する西部犬猫センターについて、平井伸治知事は6日「民間にやってみたい方々が複数ある」と9月定例会本会議で述べ、施設整備に設計から施工、管理運営までを一括委託するDBO方式の手法を説明。運営面では事業者側と具体化を図る考えを示した。
 公明党・M辺義孝議員が保健所と民間の役割分担を巡り一般質問した。
 平井知事は「潜在的に手を挙げている方々が複数ある。民間主導に視野が開けている」とし、DBO方式の採用にあたってはPFIの中でも財政的に有利な点を強調した。
 施設運営は殺処分ゼロの目標を特徴とし、「公権力を行使する部分は行政側が引き継ぐ」と説明。理由には動物愛護法や狂犬病予防法などに基づいた命令措置を伴うことを挙げた。他方、民間は日ごろの飼養などを管理。具体的な内容は「事業者側の意見を聞いてすみ分けしたい」と話し、有識者で構成する検討会での意見を指標に協議する考えを説明した。
 犬猫センターは米子市皆生温泉の皆生プレイパーク北側に整備される。建築規模は木造210平方b。県は今後11月から年度末にかけて事業者を選定し、2023年度から設計に取り掛かって着工、24年度に供用させる。管理運営は33年度まで10年間。予算は「9月補正案」に債務負担行為2億5300万円を盛り込んでいる。

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