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日刊建設タイムズ社
2022/10/11

【千葉】24年度までに計画策定/リサイクルセンター整備/工事は28年度から2か年/我孫子市

 我孫子市は、プラスチック中間処理施設および粗大ごみ処理施設の建て替えによる「リサイクルセンター整備事業」について、発注方式や整備内容などを含む今後の方針を2024年度までに決定する予定だ。22年度の資源化施設整備検討および汚水適正処理構想見直しの結果を踏まえ、詳細な計画を定める。建設地は焼却施設跡地の約4500uで、25年度には解体工事を実施。設計などを経て、28年度から2か年で建設工事を進める見込み。リサイクルセンター稼働後、粗大ごみ処理施設、プラスチック中間処理施設などは解体し、緑地などを整備する。
 既存施設は、中峠2264ほかの敷地面積約3haにある。資源価値向上施設、粗大ごみ処理施設、プラスチック中間処理施設などのほか、22年度末までに廃棄物処理施設が完成する。
 プラスチック中間処理施設および粗大ごみ処理施設は稼働から40年以上を経過。故障リスクが高まり、維持管理費が増大している。
 リサイクルセンターについては、当初25年度の稼働を想定していたが、廃棄物処理施設整備に伴う土壌汚染の調査や対策に想定以上の時間を要し、リサイクルセンターの整備においても対策が必要となったため、スケジュールを調整した。
 20年3月策定の「クリーンセンター整備事業に係る環境影響評価書」によると、処理能力は36・9t/日。内訳は▽不燃ごみ・粗大ごみ処理系列8・7t/日(破砕・選別)▽容器包装プラスチック類処理系列9t/日(選別・圧縮梱包)▽ペットボトル処理系列3・8t/日(選別・圧縮梱包)▽空びん類処理系列6・7t/日(選別)▽空き缶類処理系列2・9t/日(選別・圧縮梱包)▽剪定枝木チップ化処理系列5・8t/日(チップ化)。
 環境影響評価は、国際航業が手掛けた。
 資源化施設整備検討業務は、日本環境工学設計事務所が23年3月31日までの納期で担当。
 「汚水適正処理構想見直し及び我孫子市終末処理センター下水道接続に係る検討業務」は、日本水工設計が23年2月28日までに完了する。k_times_comをフォローしましょう
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