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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/10/11

【群馬】太田市は実施計画を明らかに

太田市は2023〜24年度の2カ年実施計画を11日、明らかとした。主な事業では、小学校体育館空調整備事業とし、23年度単年で6億5000万円を計上した。また、弓道場建設事業も動き出し、23年度に3億2200万円を算出した。このほか、スケートパーク整備事業に23年度単年で1億6300万円の整備工事費を算出している。投資的経費は23年度が128億6931万7000円で、24年度は93億3176万7000円。
小学校体育館空調整備事業は近年、高まっている熱中症対策として実施。災害時には避難所としても体育館は使用されるため、今後、強力に進める事業のひとつとしている。中学校については12月補正予算で確保する意向を9月定例会で清水聖義市長が示している。
弓道場(内ケ島町384−2)建設事業はこれまでに建て替えを前提に検討を重ねてきた。現在、老朽化で雨漏りが発生しており、修繕を重ねている。武道館の西側に立地しており、瓦葺きのW造平屋で床面積541・53uの規模。1987年に建てられた。内部には射場や更衣室のほか、トイレが設置されている。射場は10人立の近的場で遠的場は設けられていない。
スケートパーク整備は単年での施工を見込み、現在、修正設計業務を技研コンサル(前橋市)が進めている。
道路関連では一般市道新設改良事業に2カ年で約7億4500万円を算出しているほか、道路維持整備事業は3億円ずつ充てる。幹線道路整備事業は2億円ずつ、幹線道路舗装補修事業には2カ年で計3億5200万円の事業費を充てる見込みとなる。
このほかの主要な事業を次のとおり。
【小中学校照明器具LED化事業】
24年度から小学校を先行して、照明器具のLED化に着手。事業費に2億円を算出した。国が30年までに全ての照明をLED化する方針を打ち出しているほか、蛍光灯の供給も停止する見込みのため実施する。中学校については早ければ25年度からの着手となる。
【小中学校長寿命化予防改修事業】
校舎および屋内運動場等において、3校程度での実施を見込んでいる。24年度の事業費として1億4900万円を算出した。
【総合健康センター改修事業】
1990年度に竣工したため、老朽化が著しい。空調設備更新事業費とし1億2000万円を算出している。2023年度は衛生設備改修工事費に4000万円を充てる方針。
【運動公園全体整備事業】
運動公園広場(飯塚町1059−1)の改修工事を計画。2カ年で1億9000万円を算出し、中央通路や児童遊園の改修を見込んでいる。
【天沼公園改修事業】
24年度から事業を開始予定。ため池の上流部において、流出した土砂が大量に蓄積しており、多量のガマが発生し、種子が飛散している状況のため、浚渫工事を計画。併せて腐食が激しい人道橋の改修も行う。24年度事業費は1億5170万円を算出。
【八王子山公園墓地整備事業】
八王子山公園墓地(西長岡町1661)にて第4期造成事業に着手する。23年度は用地買収などを進め、造成工事は24年度からスタート。24年度の事業費は工事費のみで4億円を算出している。
【旧学校教育センター解体事業】
21年度末をもって地域包括支援センターに移転したために解体工事費として1億4773万円を算出した。