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滋賀産業新聞
2022/10/13

【滋賀】県湖東農振 安食川2期地区の土地改良事業

 県湖東農業農村振興事務所田園整備課は、「県営農地防災事業・安食川2期地区」の土地改良事業において進めている排水路更新整備に伴う拡幅のため、日夏町地先の既設農道橋の更新整備に取り組む。6月委託済みの橋梁工実施設計が順調にまとまれば、22年度第4四半期にも橋梁下部工についての工事を一括もしくは分離で発注し着工、23年度にかけて施工したい考え。現時点では上部工は24年度に1件で発注したいとしている。
 22年度に委託した安食川2期実施設計その5業務(6月27日開札)では、上部工、橋台工、橋脚工、基礎工など橋梁工実施設計一式を浜エンジニアリング(長浜市)に委託し、10月7日までの期間でまとめる。計画では日夏町地先の現状は橋長約28・5b、幅員2・5b規模の既設コンクリート橋梁「泉橋」について、排水路更新整備による幅員拡幅を要するため、橋梁の架け替え整備を行う。現時点では下部工の仕様は橋台2基、橋脚2基を想定。
 同事業では今年度、まず優先的に施工する、既設ポンプ場の揚水機場建屋の解体工事を発注(7月11日開札・吉岡組)し、12月16日までの工期で進めている。既設ポンプ場の解体設計は21年度びわこエンジニアリング(大津市)が担当。既設ポンプ場の解体進捗を受けて次いで下流側の残工区から排水路更新工事(鋼矢板打設48・8b、笠コンクリート工50・4b、給水施設移設工一式)を(9月26日開札・小澤産業)発注し、23年6月2日までの工期で進める。なお、21年度発注済みの別工区3ヵ所の排水路更新工事は2件が22年度中、1件が23年10月まで施工を続ける見通し。
 「泉橋」の架け替え整備については22〜23年度で下部工、24年度で上部工を発注し進めると共に、27年度の事業完了に向け今年度まとめた最終の設計業務となる8ヵ所計1220bについて23年度以降、残工区からメイン区間841bなど、優先度が高く着工可能な箇所から排水路更新工事を順次、発注・施工していきたい考え。
 同事業の最終となる実施設計業務として22年度石居設計(彦根市)に委託(4月18日開札)したのは、安食川の彦根市清崎町地先の最上流側の最大工区L841bと、下流側のそれぞれL136b、L115b、L15b、L25b、L71b、L7b、L10b―の8ヵ所を合わせた計1220b。設計では排水路タイプと実施断面を検討し詳細を決め、構造図作成や付帯構造物の工法を決定。
 「県営農地防災事業・安食川地区土地改良事業」は1期約800b、2期約2400bの全長約3200bで計画。計画年度は13年度から27年度までの15年間で、1期は完了し、現時点での残工区計約2000bから、27年度の完了に向け優先度の高い工区から順次進めていく。

提供:滋賀産業新聞