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　中部国際空港（常滑市セントレア１ノ１）は、滑走路増設に向けて９月に開始したパブリック・インボルブメント（ＰＩ）について、中間とりまとめを明らかにした。本件に対する意見の提出は、９月30日までで８１７件。このうち、滑走路増設の必要性や候補地に関する意見の４１３件を対象に公表している。
　滑走路増設の必要性に関する意見のうち、肯定的な意見は２４９件、否定的な意見は82件。肯定的な意見は、災害や老朽化への対策、貨物便の需要増など。否定的な意見では、県営名古屋空港の活用や、増設せず大規模補修を検討すべきという意見などが挙がった。
　意見提出者を住所別に分けると、愛知県が６４１件で最多。三重県の84件、岐阜県の35件が続いた。職業別では、「建設業」が１３９件で最多。続いて、学生などを含む「無職」が１２１件、「その他」が１１９件となった。
　また、学識者らで組織するＰＩ評価委員会で実施期間の妥当性を検証した結果、当初の予定通り10月20日まで募集を受け付けるとしている。


提供：建通新聞社