トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2022/10/13

【富山】配電工事の施工品質競う/北陸電工が安全技能発表会/最優秀賞は横田班(福井支店)

 北陸電気工事(矢野茂代表取締役社長)の第28回「配電工事安全技能発表会」が12日、富山市東黒牧の能力開発センター屋外実習場で開かれた。通常開催は3年ぶり。
 直営と協力会社の安全意識、技能向上を目的に配電部(大会委員長=西田達成配電部長)が主体となり毎年開いているもの。
 開会式で矢野社長があいさつし、「これまでも「安全は全てに優先する」と常日ごろから申し上げているが、一人ひとりが自分を守る、仲間を守るという強い意識を持ち、自分だけは大丈夫と慢心することなく、全てにおいて安全優先で取り組むよう重ねてお願いしたい」と述べた。
 さらに、「働き方改革が進み、建設業界の雇用確保が厳しくなる中、安全の確保や作業員の負担軽減、作業能率向上は喫緊の課題。新技術はそのためにも強力に進めなければならない。当社はアシストアーム工法を、北陸電力送配電の指導を仰ぎながら、様々な工事の標準的工法として、さらに進化させる決意であり、発表会を契機にアシストアーム工法のさらなる稼働率向上へ取り組んでいく次第。日ごろの技術、技能を遺憾なく発揮してほしい」と話した。
 来賓から、北陸電力送配電の林正則配電部副部長があいさつした後、審査委員長の中田喜之氏が発表上の注意点を説明した。競技には北陸電工の直営5班(富山、高岡、金沢、七尾、福井の支店から各1班)と、協力会社3班(北陸3県から各1班)の16人が参加。発表内容は「アシストアーム工法 仮設開閉器取付(柱間切断)」。直営班は1型サブアーム、協力班はバケットフレーム型をそれぞれ使用して施工した。
 作業時間は130分。外線設計書に基づき、仮設開閉器取付、リードケーブル接続、仮設開閉器投入、アシストアーム組立、電線離隔器取付の各作業を披露した。審査員は各班2人とし、配電課の課長らと副課長が担当。作業開始から終了までの安全・施工品質管理状況について、100点の持ち点からの審査票による減点法で採点された。
 閉会式では、配電マイスター認定者などを表彰した後、中田審査委員長が「安全な施工、作業の正確さ、作業手順に沿って施工されているか、過去の再発防止対策を遵守しているか等について、重点を置き審査を行った」と説明し、改善すべき点と良かった点を紹介。最優秀賞と安全優秀賞(北陸電力送配電配電部長表彰)に福井支店の横田班、安全優良賞に七尾支店の寺西班と明光電業の梅原班を選んだことを報告し各班を表彰した。
 以下、その他の表彰者(敬称略)。【配電マイスター認定者】藤浩志(高岡支店)、堀井雅友(七尾支店)、田中基裕(福井支店)【優良作業班長表彰】穴田誠(新川支社)、西村和(金沢支店)、山本和志(敦賀支社)、岩本圭介(寿電設)、下谷武男(同和電設)、小川慎一(細川電気工事)【施工品質優秀作業班長】小林昇(高岡支店)、宮崎哲朗(金沢支店)、久司信司(七尾支店)、中坂誠(大浦電業)、向山幸二(上庄電気工事)、水巻博和(駅南電気工事)、梅原邦浩(明光電業)、畑徹(磯貝電気工事)

hokuriku