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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/10/13

【群馬】前橋市の小学校長寿命化、23年度に2校施工へ

前橋市は小学校長寿命化改修事業について、2023年度に二之宮小学校と桃木小学校の施工を計画している。夏休み期間をメインに工事を行う考えで、予算が確保できれば速やかに発注手続きに移行する。いずれも議会案件となるため、4月中に建築工事の条件付き一般競争入札を公告する方針。追って、電気・機械の設備工事を発注する。概算予定工事費は二之宮小が約3億円、桃木小は約5億円となっている。
両校の施工に向けて、実施設計業務が進行中。二之宮小(二之宮町1841−1)は亦野建築設計事務所(前橋市)、桃木小(上沖町732−1)を丸進建築設計事務所(前橋市)が担当している。いずれも23年1月中旬の履行期限で作業に取り組んでいる。
夏休み期間を利用して工事を進めることや、建築工事が議会案件となることを考慮して、23年4月中には、条件付き一般競争入札を公告したいとしている。追って、5月ごろに電気・機械の設備工事を発注する見通し。建築工事の契約案件を6月議会で諮り、各工事の契約が同時期になるように調整する。
長寿命化改修工事は国からの交付金を活用する。すでに県を通じて申請を行っており、予算が確保でき次第、速やかに工事発注を行うとしている。現在、同様の長寿命化改修を施工している桂萱東小においては、22年度実施事業分を前倒しするかたちで、21年度3月補正で工事費を確保した。二之宮小と桃木小の工事費を確保する時期は、国の予算措置に左右される。また、財源確保のほかに、資材不足・高騰の影響も懸案事項となっており、状況に応じた柔軟な対応が求められる。
各学校施設の詳細は次の通り。
【二之宮小】
1978年3月に建設。RC造2階建ての北校舎(普通教室棟)とRC造3階建ての南校舎で構成されている。校舎全体の延べ床面積が3602u。建物内外の長寿命化に加え、トイレ大規模改造や照明LED化が工事項目に盛り込まれている。概算予定工事費は設備工事などを含み2億9500万円を見込む。
【桃木小】
78年3月に建築、3階建ての南校舎と4階建ての北校舎がある。構造はいずれもRC造。2棟を合わせた延べ床面積は5045u。二之宮小と同様に、長寿命化と併せてトイレ大規模改造や照明LED化が予定されている。概算予定工事は5億100万円。