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建通新聞社(中部)
2022/10/21

【三重】伊賀市 温泉施設譲渡で民活導入 11月にプロポ実施要綱公表

 伊賀市は、大山田・島ケ原の各温泉施設を民間事業者に売却して民間活力の導入を行う。事業者を公募型プロポーザルで選定する考えで、11月中に実施要綱を公表し、2023年1月に審査を行う。2月に最優秀事業者と仮契約を結び、早ければ3月議会で承認された後に本契約を結ぶ。10月18日に行われた議員全員協議会で大まかなスケジュールや現時点での売却条件が示された。
 売却条件は、売買契約締結の日から2年以内に温泉施設の用途に使用することや最低10年間は温泉施設としての経営を行うこと、公衆浴場・温泉法上の許可を得て営業できる事業者であること、地域振興拠点として地域住民による活動やイベントの開催などに協力することなど。
 予定している売却価格は、土地・建物・工作物鑑定評価額から10年以内に必要な更新・修繕に関わる費用を引いた額で、大山田温泉が1円(前述の計算がマイナスになるため)、島ケ原温泉が1億2400万8000円としている。
 譲渡の対象としているのは、大山田温泉(上阿波2953)が面積3万3675平方b、島ケ原温泉(島ケ原13680)が面積5万4101平方b。両施設ともに温泉棟がメインの施設となっている。

提供:建通新聞社