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建設新聞社
2022/10/26

【東北・山形】JFE環境JVが落札/置賜広域行政事務組合のし尿受入施設

 置賜広域行政事務組合は、設計および施工を一括で行う、米沢市公共下水道事業米沢浄水管理センターし尿受入施設建設工事について、今月7日に一般競争入札を行い、低入札価格調査を実施した結果、1落の12億9300万円でJFE環境テクノロジー・金子建設工業JVが落札した。予定価格は17億6001万5000円だった。
 入札参加者は、JFE環境テクノロジー・金子建設工業JV、日立造船・後藤組JV、三菱化工機・太田建設JVの3者。
 米沢市春日4の1の20地内にある米沢クリーンセンター(建屋延べ4225・55平方b)は、米沢市内を対象エリアに1日当たり140`g(し尿110`g、浄化槽汚泥30`g)の処理能力を有しており、1986年に竣工。
 一方、南陽市露橋620地内にある南陽クリーンセンター(同延べ2641・99平方b)は、南陽市や高畠町、川西町を対象に1日当たり85`g(し尿61`g、浄化槽汚泥24`g)の処理能力を有し、91年に竣工した。いずれの施設も老朽化が著しく、搬入量も減少傾向にあることから、効率的な施設運営を図るため統合を計画し、新たなし尿処理施設を建設することとした。
 新施設は、米沢市中田町1660地内にある米沢浄水管理センターの敷地南側スペースに整備し、施設規模は1日当たり100`gの処理能力(し尿28`g、浄化槽汚泥72`g)を想定。具体的な建屋の規模は未定としており、設計の中で詰めていく。
 工期は2025年3月18日まで。今後、23年度中に実施設計を完了し、同年度中に工事着工、その後24年度後半から試運転を開始する予定。基本計画は環境技術研究所が担当した。
 なお、新施設の完成後には、旧2施設は廃止とする見通し。

 提供:建設新聞社