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建通新聞社(神奈川)
2022/10/28

【神奈川】鎌倉市 庁舎利活用 年内に基本計画プロポ

 鎌倉市は、新庁舎の整備後、市庁舎現在地の利活用を進めるため、年内にも基本計画の策定支援業務をプロポーザルで発注する考えだ。2023年度末の基本計画策定を目指す。
 市庁舎現在地(御成町18ノ10)は、市の南東部に位置し、用途地域は第二種住居地域、鎌倉市風致地区条例で定める第3種風致地区となっている。敷地面積は1万4361平方b。
 市は素案策定後、パブリックコメントを実施し、9月29日に「市庁舎現在地利活用基本構想」をまとめた。基本構想の基本理念(ビジョン)は「ひらいて むすんで 知恵うむ『ふみくら』」。
 鎌倉の拠点である市庁舎現在地は、手続きや相談といった行政サービス機能を維持する。その上で、先人から受け継いだ情報や知識が万人にひらかれ、多様性の視点で人・物・事の交流をむすぶ、まちや社会に生きる知恵を共創する拠点となるように、ハード・ソフトともに充実させる。情報あふれる図書館を中心に手続きや相談、防災も支える、学びあい、交流しあえる拠点とする。
 現段階で既存施設の利活用は決まっていない。規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上4階建て延べ1万1974平方b。1969年に建設した。
 基本計画の策定後は、事業者の募集・選定などを実施し、設計、工事、引っ越しを順次進めていく。工事の開始は新庁舎の供用開始後となるが、社会情勢の変化に対応していくため、検討内容やスケジュールについては今後の状況に応じて見直しを図っていく。 提供:建通新聞社