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建設経済新聞社
2022/11/02

【京都】「複数件一括工事」を見直し 令和5年1月以降は1件の工事に

 京都市建設局は、同一箇所での工事を複数件に分け、それを一括し「複数件一括工事」として発注してきたが、これを廃止し令和5年1月以降に契約する工事から1件の工事とする。
 見直しの主な内容は、@設計図書は1つ(予算種別ごとに設計内訳書を作成)とし、工事名、工事場所、工期等も1つとするA設計図書に示す設計内訳書において、工期末に先立って一部の構造物等を完了する必要がある場合は、特記仕様書に引渡日を明記し、引渡日までに既済部分検査(部分引渡し)を行うB工事書類は、1件の工事として取り扱う。ただし出来高図書等、一部の工事書類は、設計内訳書ごとに整理することとするC工事成績評定点は1件の工事として評価を行う。併せて、「土木請負工事監督・検査諸規程」(令和5年1月施行)の改定を行い、既済部分検査(部分引渡し)を実施した場合、既済部分検査(部分引渡し)評定点と完成検査評定点の配分を加重平均化に変更する。
 なお、比較的施工場所が近い建設局や他局発注の工事・業務委託(単価契約を含む)を入札等の都合により、一括して入札・契約する取扱い(経費調整なし)は継続する。