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北陸工業新聞社
2022/11/02

【新潟】秋の褒章/鈴木秀城氏に黄綬/自信と誇りを持てる産業に

 2022年秋の褒章受章者が発表され、笠原建設の代表取締役である鈴木秀城氏が黄綬褒章(業務精励)を受章した。新潟県建設業協会糸魚川支部長などを務め、地元業界の発展に貢献するとともに、働き方改革をはじめとする社内環境の改善にも精力的に取り組む鈴木氏に、喜びの声を聞いた。

 「たいへん光栄なことで嬉しい限り。いつもご指導頂いている県建設業協会と糸魚川支部の皆さん、弊社社員の皆さんに感謝したい」と率直に受章の喜びを語る。
 笠原建設に入社して30年以上を数え、「今まで手掛けたどの工事にも、色々な思い出がある」と振り返る。近年では特に2017年の台風21号による水害や、21年2月に発生した豪雪災害が印象深かったという。「社員全員が一丸となり、苦労を分かち合いながら災害に対処できたのは、素晴らしい経験だった」と誇らしげだ。
 また、糸魚川地区はもともと災害が多い土地柄であるため、「いつでも対応できるように日ごろから備え、地域の安全安心を確保することで存在感を示せるよう心掛けている」と話す。
 働き方改革や女性技術者採用にも積極的に取り組んでおり、「現場で働く人たちが自信と誇りを持つことができ、若い人達にとっても魅力的な業界になるよう、少しでもお役に立てれば幸いだ」と力を込める。

profile
 すずき・ひでき 1959年生まれ。63歳。石川県小松市出身。笠原建設代表取締役社長、新潟県建設業協会糸魚川支部長、新潟県土木施工管理技士会会長。2021年、国土交通大臣表彰(建設事業関係功労)受賞。

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