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北陸工業新聞社
2022/11/04

【福井】秋の叙勲芝田清邦氏に旭日双光章/誠意・創意・熱意で挑戦

 2022年秋の叙勲受章者が発表され、京福コンサルタント(本社・小浜市多田11―2―1)の代表取締役社長、芝田清邦氏が旭日双光章(専門工事業振興功労)に輝いた。福井県測量設計業協会で副会長などを歴任し、長年にわたり協会の発展に尽力するとともに、県内の建設コンサルタントらの技術力向上と若手技術者の育成に努めてきた。社是に掲げる「誠意・創意・熱意」を自ら率先して実践し、積極的に挑戦を続ける同氏に喜びの声を聞いた。
 「思ってもみないことで非常に嬉しく思っています。この受章は先代を含め社員の皆さんのおかげであって、私1人の受章ではなく、会社の受章だと受け止めている」と、真っ先に社員への感謝を口にする。
 福測協では1992年4月に理事となり、28年余の長きにわたり協会の発展に尽力。先端技術に対応できる人材育成に努め、中心となって職業訓練法人SD学院の立ち上げに尽力し、初代校長にも就任した。
 2006年7月から13年3月には福井県建設コンサルタンツ協会の会長を務め、1992年4月から建設コンサルタンツ協会近畿支部役員(福井県地域委員長)となり、現在までその重責を担っている。
 また、地域でも小浜法人会や小浜市キャリア教育推進協議会など、様々な団体の代表として活躍。「依頼された役職を受けた以上、誠意・創意・熱意をもって取り組み、常に新しい発想を取り入れるようにしている」と持ち前のチャレンジ精神を発揮。同時に、「協会や地域活動でも、自分の思いだけでは何もできない。常に相手の立場に立って考えていく」と周囲への気配りを忘れない。
 栄えある受章に、「今後とも業界や地域のお役に立ちたい」と決意を新たに。「脆弱な国土において、防災・減災や国土強靱化など課題は多いが、それらに取り組む我々は専門技術者集団として、これからも技術力のアップを図るとともに次世代を育成し、安心・安全で住みよいまちづくりに貢献したい」と更なる邁進を誓う。

しばた・きよくに
70歳。小浜市竹原在住。1990年6月に総合建設コンサルタントである京福コンサルタントの代表取締役社長に就任。作曲家としても活動。17年に県政功労者知事表彰(産業振興功労者)、18年には国土交通大臣表彰(建設事業関係功労)を受賞。

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