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建通新聞社(神奈川)
2022/11/08

【神奈川】横浜市 第一戸塚線更新、DB実施方針公表

 横浜市水道局は11月7日、設計・施工一括のDB方式を試行する第一戸塚線配水管更新工事の実施方針を公表した。工事件名は「第一戸塚線口径1200_配水管更新工事」。狭隘(きょうあい)道路で複数の急曲線施工や重要埋設物との近接施工を含む難易度の高いシールド工事で、2023年4月にWTO対象の総合評価一般競争入札を公告する。

〜公民連携で大口径管路を更新〜

 1960年代に敷設され想定耐用年数の60年を迎える第一戸塚線のうち、起点となる小雀浄水場から漏水が多発している御霊神社交差点までの区間(戸塚区小雀町2470〜栄区田谷町197)を更新する。
 ルートは小雀浄水場立坑から御霊神社交差点立坑までの約1・6`区間。シールドトンネルを築造し、二次覆工としてダクタイル鋳鉄管または塗覆装鋼管を内挿する。立坑の形状寸法やシールドマシンの掘進方向は問わない。
 工事にはこの他▽小雀4号配水池接続管1200_▽同3号配水池接続管1200_▽小雀場内接続管▽既設第一戸塚線接続管上流部1200_・下流部700_▽田谷線接続管1000_▽金井雨水・汚水幹線特殊人孔接続管▽採水用配管50_(開削)―の整備を含む。既設第一戸塚線内挿は別途工事。シールド掘進ルートの既設管撤去については今回の工事に含まず、別途検討する。
 現場閉所による週休2日制確保適用工事(発注者指定)。設計が完了した部分から工事に着手し、2029年9月までに完成させる。

〜落札者決定は9月〜

 入札参加資格を入札説明書で示す。23年4月に入札を公告し、5月に入札参加資格の申請書類を受け付け、資格を確認する。入札と技術資料の提出は7月。審査を経て9月に落札者を決定し、請負契約を締結する。
 これに先立ち11月15日〜12月8日に資料を貸与し、現場見学会を11月24日と25日に開催する。
 DBアドバイザリー業務を日水コン(横浜市中区)が担当した。
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 民間事業者の技術力を活用した効率的な業務執行体制を構築し、今後事業量が増大する大口径管路の更新に備える。 提供:建通新聞社